遺言について その2
「遺言書って、たくさんの財産を持っている人が書くものですよね?」お客様からよく聞かれる言葉です。しかし、実はその考えは少し違います。遺言書は、財産が少なくても、むしろ財産が少ないからこそ必要になることがあるのです。
遺言書があなたの家族を守る3つの理由をご紹介します。
- 「誰が」何を受け取るか明確になるから
- たとえ「預貯金が少し」という場合でも、誰がそのお金を受け取るのか、遺言書がなければ相続人全員で話し合う必要があります。話し合いが難航し、思わぬ争いの火種になることも少なくありません。
- 相続手続きがスムーズになるから
- 遺言書があれば、銀行での手続きや不動産の名義変更がスムーズに進みます。遺言書がない場合、戸籍謄本など多くの書類を集め、相続人全員の署名・捺印が必要になり、大きな手間がかかります。
- お世話になった人や団体にも財産を分けられるから
- 法律で定められた相続人以外の人(例:内縁の妻、長年お世話になった友人)や、慈善団体に財産を贈りたい場合、遺言書が唯一の手段となります。
遺言書は、残された家族に「争い」という負担をかけないための、最後の贈り物です。弊事務所では、あなたの想いを形にするサポートをしています。まずは、お気軽にお話をお聞かせください。