建設業許可について その9
ここまで8回に分けて建設業許可について解説してきました。今回は建設業許可編の最後ということで、許可取得後に必要とされる手続きについてみていきたいと思います。許可取得後は毎年1回提出する「事業年度終了届書」があります。そして建設業許可の有効期間は5年間とされているため、5年に1回更新の手続きが必要となってきます。
事業年度終了届書、更新の申請
この2種類の書面について重要なことは提出期限があることです。更新の申請忘れがあると建設業許可が失効してしまいます。事業年度終了届書の作成には決算書類が必要となります。はやめの対応が必要となりますのでご注意ください。
申請の種類 | 期限 |
事業年度終了届書 | 毎年決算終了後4か月以内 |
更新の申請 | 有効期間満了の3か月前から30日前まで |
以上建設業許可についてはおおざっぱではありますが解説いたしました。私自身も例外的な状況にも柔軟に対応できるように制度をより深く学んでいかなければならないと肝に銘じている次第です。「許可を取って事業を大きくしたい!」、「許可を取って元請さんからもっと仕事を獲得したい!」そんな経営者の皆さんのお力になれるようにわたくしもより一層努力を重ねていく所存でございます。
※本連載は法改正などがあった場合は適宜加筆修正していく考えでおります。